GBのレトロゲーム「サンリオタイムネット」をご存じでしょうか。
一言でいうとサンリオキャラクターが出てくるシュミレーションRPGです。
筆者は発売当時小学生女児、ど真ん中世代でした。

友達に借りておもしろかったので自分でも買いました。
サンリオのゲームというだけあって周りの女の子の友達も2~3人くらいやってた記憶

パッケージも女児向けっぽくてかわいい…(過去編)
ですが、周りは誰もクリアできていませんでした。
この私も、中学校でタイムネット公式サイト(※現在は閉鎖中)を見るまではクリアまでたどり着いていませんでした。
それほどまでに小学生にとっては難易度の高いゲームだったのです。
一体どういったゲームだったか紐解いていこうと思います!
ゲームバランスが不安定
まず一番思い出すのがこれです。
ポケモンでいうマサラタウンのような最初の街で、いきなりこちらはレベル1なのにレベル11のモンスターが平気で出てくる洞窟に繋がってしまっています。
もちろん敵に一撃ワンパンされるので、いたいけな女児にとっては恐怖(トラウマ)でしかありません。
あと、マップすべてに敵が出てくるため、こちらは常に緊張感に晒されます。
クソゲーあるあるの「鬼エンカウント」状態です。

サンリオタイムネットが「怖い」と言われるのはこのせいかもしれません。
開発者のブログ(現在は閉鎖中・アーカイブは残っています)によると、当時の上司からの圧力によりこういう仕様になってしまったらしく、開発者としても非常に不本意な仕様だったそうです。
他にもラスボスが異常なレベルだったり、回避率がおかしくて攻撃が当たらなかったりと、大味なゲームバランスのせいで半分くらいプレイが苦痛なのでいわゆる「クソゲー」に分類されても仕方ないかもしれません…。
しかし、私は大好きなゲームで、未だに根強いファンもいます!
サンリオタイムネットのどういうところが人を惹きつけるのでしょうか?まとめてみました。
サンリオタイムネットここが素晴らしい!4選
シナリオが素晴らしい
シナリオライターは直木賞作家の桜庭一樹さんが手がけています。(サンリオタイムネットでは別名義:山田桜丸)
言わずと知れた桜庭一樹さんの代表作。ライトノベルで読みやすく面白いです。
最初から最後までしっかり練られたシナリオに心奪われます。
とても幼児向けゲームとは思えないような熱い展開で、終盤にかけて徐々に盛り上がっていくゲームシナリオが好きでした。
他にもゲームディレクターとして現ホロライブプロダクションの谷郷元昭社長が関わっていたりと、
とても豪華なクリエイター陣によって作られているゲームです。
御三家やモンスターのデザインがご当地ゆるキャラみたいで魅力的
モンスターデザインはサンリオの大御所作家である井上・ヒサトさんが手がけられています。
とにかくデザインがゆるい。
これについては賛否あるようですが、私はとても好きです。
当時話題になった(?)うんちのデザインのモンスター。最初に貰えるモンスターが排泄物って…

他にも個性的なキャラクターがたくさん。私のお気に入りを選抜してみます。


BGMが神
心の琴線に触れる、すばらしいBGMの数々が素晴らしかったです。
タイムネットの独特の世界観にとてもマッチしていました。
マップが広大なため、延々と聞き続けるはめになるので耳に残ります。
レトロなサンリオキャラクターが可愛い
とにかくサンリオキャラクターがシナリオに沢山出てきます。
ばっどばつまる、マイメロディ、ポチャッコ、けろっぴなど往年の人気キャラクターが沢山。
結構マニアックなキャラクターも出てくるので、コアなサンリオファンは必見です。


サンリオタイムネットは今どうやって遊べる?
ゲームボーイカラーのソフトなので、旧カセットで遊ぶにはゲームボーイを遊ぶことの出来る
実機が必要になります。
おすすめはゲームボーイアドバンスSPですが、とっくに生産終了しているので中古品を探すしかありません…。
バーチャルコンソールについても調べてみましたが、今の所発売されていないようです。
利権の問題があるのかな?
いつか出てくれることを待ち望んでいます!
まとめ
近年、当時はイベント配布でしか手に入らなかったモンスターが入手できるという
隠しコマンドが発見されたようです。
(誰が見つけたんだろう…)
私もふつふつとタイムネットプレイしたい欲が湧いてきました!!
手元にカセットはありますが実機がないので、RTA動画の実況などをチェックしたりして楽しんでいます。タイムネットファンは必見なので、ぜひチェックしてみてください!
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